東八拳というのは「じゃんけん」と同じ、いわゆる三すくみで勝ち負けを競うものなのですが「ぐう」、「ちょき」「ぱあ」ではなく「狐」、「鉄砲」、「庄屋」という三つの力関係で勝ち負けを決します。
力の関係は「狐」は「鉄砲」 に撃たれるので鉄砲の勝ち、「鉄砲」つまり猟師は「庄屋」には頭が上がらず「庄屋」の勝ち、「庄屋」といえども「狐」には化かされるので「狐」の勝ちになります。 勝負は,三回連続して勝つと一本取り、三本勝負で二本先取した方の勝ちとなります。
 東八拳 ( 藤八拳 ) は江戸時代の中頃に、お酒の席での座興として始まったわけですが、庶民の間に大流行し、その中から「相撲道」、「武士道」などに準じて作法を重んじ、ルールを決めて勝負を楽しむグループがいくつも出来ました。それが現在まで連綿と続いている家元制度を敷く各流派で、東水舎もその中の代表的なグループの一つです。現在の家元は三代目で 「東水舎東八」 と申します。
 
   
代々伝わる軍配
 
 

 

              足    跡  

  .平成9年 三代目 「東水舎東八」 襲名  ( 神楽坂 志満金にて披露 )

  .平成11年 たばこと塩の博物館における講演。

  .平成14年 文化庁芸術団体支援事業公演 「寄席と東八拳」

  .平成16年 神楽坂まちとびフェスタ 出演開始 ( 投扇興と東八拳 )

  .平成23年 新宿区より 地域無形文化財として認定される。

 
    東水舎自慢の土俵  
     
   

平成26年 土俵開き(新年会)1月22日(土) 料亭 千月にて盛会のうちにお開き。

   

平成26年 神楽坂まちとびフェスタは10月25日志満金にて盛会のうちにお開きになりましたが、

今回は神楽坂芸妓さん4名も参加し、お座敷ムードで大盛り上がり。

後半に行われた土俵を使った正式の飛び入り対戦も出場希望が殺到し商品が無くなったために打ち

切りにするほどでした。

     
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